安く酔えるストロングカクテルは何故安いのか!?

安く酔えるストロング系チューハイが依存性の高さや、「危険ドラッグ」とまで呼ばれたり、色々と波紋を呼んでいる。
こういった事態の裏側を紐解くのもビジネスに通じる、ということでちょっと調べてみたことをメモ。
どうも根幹には酒税が深く関わっているようだ。
まず発泡性酒類としては「ビール」、「発泡酒」、「その他の発泡性酒類」に大きく分かれ、かかる税率が異なる。
350mlあたりで比べた場合
ビール:77円
発泡酒:47円
チューハイ:28円
発泡性酒類ではないが
ワイン:28円
日本酒:42円
となる。
チューハイが属する「その他の発泡性酒類」の定義は
「ビール、発泡酒以外の酒類のうち、アルコール分10度未満で発泡性を有するもの」となる。
ストロング系チューハイのアルコール度数9%というのは、ここの限界度数で設定してきているわけ。
これが安い酒税の範囲で最大限に酔えるお酒、の正体ということになる。
ビールだけが突出して税が高い背景には、一昔前までビールは一般家庭では飲めない嗜好品だったから。
贅沢品であるビールにはそれだけ税を負担できる力があったわけで、その名残というわけ。
麦芽の比率がビールよりも低い発泡酒がビールよりも安い理由も酒税に起因するのだろう。
安く酔える酒という位置づけでストロング系のチューハイは脚光を浴びているのかもしれないが、そもそも人って酔いたい生き物ななのね。
単なる現実逃避としか思えない。
だって酔いから覚めたら辛い現実が待ってるわけだし。
お酒は一時的に気分をハイにしてくれるものだけど、結局は目の前のことから逃げることはできない。
だからこそ、考え方や自分の能力を上げることで現実を変えていくしかないんだと思ってる。
とりあえず、物事の裏側を知ること、知るためのアプローチって凄く大切だよね、という話でした。
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