社内のプレゼンにAIDMAで挑んでみた【体験談】

プレゼンテーション

最近、自分の業務以外のスキルを勉強したくて、グロービズ学び放題を毎日見て実践するようにしています。

普段はシステム開発しかやらない僕ですが、課題の可視化や論理的な思考は通常の業務であまり意識する機会が少ないため、このサービスは多くの気付きや刺激を与えてくれます。

これまで頭の中だけで思考を完結させてしまっていたのですが、このサービスの学びから、とにかく紙に書いて(アウトプットして)自分の思考を整理することが習慣化されるようになりました。

どんなに良い文献、学習サービスに触れても結局は実践してみないことには意味がありません。

「知っている」と「腹に落ちている」では雲泥の差があります。

知識を習得したらすぐに実践する、このことを習慣化することで"できるビジネスマン"に一歩近づけるというのが僕のモットーです。

今回、社内でプレゼンする機会があったため、グロービズで学んだ

プレゼンはAIDMAを意識する

を実践してみた感想をフィードバックしておきたいと思います。

AIDMAとは

消費者の消費活動を体系立てる際に使用されるフレームワークです。

消費者はまず、その製品の存在を知り(Attention)、興味をもち(Interest )、欲しいと思うようになり(Desire)、記憶して(Memory)、最終的に購買行動に至る(Action)という購買決定プロセスを経る。このうち、Attentionを認知段階、Interest、DesireおよびMemoryを感情段階、Actionを行動段階と区別する。

グロービズ経営大学院

それぞれの頭文字の意味は下記となります。

A:Attention(注意喚起)

I:Interest(興味)

D:Desire(欲求)

M:Memory

A:Action(行動)

これらの要素を今回はマーケティングではなく、プレゼンをする際のフレームワークとして実践してみました。

Attension(注意喚起)

まずは大衆の目を自分に向ける必要があります。

「みなさん、元気ですかー!」

と呼びかけるのも良いのですが、発表中に大衆の目を逸らさせないためにはもう踏み込んだアプローチが必要です。

それは

スッキリ、そして、かんたん

です。

難しい単語を並べるのではなく、中学生にも理解できるほど内容を咀嚼することを心がけるようにするというのがポイントです。

大人でも言葉は理解できても内容が難しいとなかなか頭に入ってこないものです。

自分でもあまり理解できていないような言葉を並べて説明していると、聞き手の注意力も散漫になっていることは感じますよね。

心地よく聞いて理解してもらうためにもこの「内容の咀嚼」は凄く重要です。

Interesut(興味)

大衆の注意をこちらに向けた後は、最後まで聞いてもらうためにも興味を持ち続けてもらう必要があります。

プレゼンには必ず自分が主張したいテーマがあるはずなので、そこにしっかりと根拠をもたせることが重要です。

そのためには自分なりの結論と複数の根拠を持ち合わせておくことで、打ち出すメッセージに説得力をもたせるわけです。

それが自信にもつながりますし、そもそも自分が自信を持てないようなプレゼンをしたところで聞き手は興味を示しません。

自分が発信したいメッセージにはWhy?を5回は繰り返すなど根拠を深堀りしておくことが重要です。

Desire(欲求)

こちらの発信したいメッセージに「いいね!」と思ってもらうためには、聞き手にイメージをもってもらうことが重要です。

そこで有効なのは

たとえば○○なように、という具体例を示す

適切な写真、イメージ図をコンテンツに含める

となります。

どうしても人は言葉だけを並べられてもイメージできる領域に限りが出てしまいます。

「中学生でも理解できる」を意識しながら適度に具体例とイメージ図を使って聞き手にも立体的に想像してもらうことを意識するのがポイントです。

Memory(記憶)

「プレゼンは大成功!」「みんなに好評いただいた!」

それだけで終わっては意味がありません。

プレゼンを見た人の記憶に残り続けてこそ本当の意味で価値あるプレゼンになります。

そのためには後でプレゼンを回想した際に一発で内容を呼び戻せるキーワードを残せているかがポイントになります。

例えば、プレゼンの最中に何度も

「大事なのはAIDMAです」

「AIDMAですよみなさん」

「AIDMAを活かせるのはマーケティングに限ってのことではありません」

というように、プレゼンのテーマを一言で結び付けられるようなキーワードを覚えてもらうことが重要です。

プレゼンの資料が出来上がったら、この一言キーワードを何にするかを戦略的に練ってみるのがオススメです。

Action(行動)

最後に、このプレゼンを聞いた人が実際に行動に移してもらうためのアプローチです。

それはコンテンツに対して自分が一番のファンになることです。

おそらくはこれが究極の極意だと思います。

自分のコンテンツを愛しているか。そこにパッションはあるか。

ここが一番重要な要素だと私は思ってます。

やはり多くの人の前で発表するというのは緊張がつきものです。

ですが、愛があればなんとかなるのも事実です。

このコンテンツに関しては自分が一番の理解者であり、また一番のファンであれば、魅力を語るための言葉は次々とでてくるものです。

原稿なんか無くとも愛があればなんとかなる。

もし、そこまでの境地に至っていないようであれば、まだまだ自分はこのコンテンツに愛情を注げていないのだと反省すべきです。

まとめ(実践してどうたったか)

AIDMAを意識して50人規模の社内プレゼンに望んだわけですが、及第点はとれたように思います。

(もしかすると過大評価かもしれませんが・・・)

ですが、AIDMAというフレームワークがあることで伝えるべき内容の枠からは逸脱することなく、また聞き手を迷子にさせるような発表にはならなかったように思います。

AIDMAというフレームワークが今回のプレゼンに適していたかどうかは定かではありませんが、結局は最後の要素にあるように愛が重要なスパイスだと感じました。

このコンテンツを「もっと多くの人に知ってほしい」「魅力を語りたい」という思いがあれば拙い言葉でも自分の言葉で発信できるものだと思います。

とは言っても緊張の度合いは人それぞれですよね。

人の数だけ工夫のやり方はあって良いと思います。

あのスティーブ・ジョブズもプレゼンの前には何百回とリハーサルをやっていたと言います。

緊張を少しでも緩和したり、自信をもつためにはとにかく練習するに越したことはないです。

不安に思う間はとにかく練習あるのみです。

今後も学んだことは即実践をテーマに発信していきたいと思います。

それでは、また。