「個」の時代を生き抜く、簡単なアイデアの出し方

アイデアの創出

売上数100億、ユーザ数100万人、そういった優れたサービスの裏側には奇抜なアイディアが存在します。

「なるほどな。」「それは思いつかなかった。」「斬新だな。」

色々と声は聞こえてきそうです。

ただ、このアイデアって優れた才能を持つ人でないと湧いてこないものでしょうか?
僕のような凡人はどう足掻いても出せないものでしょうか?

答えはNOです。

アイデアは才能あふれる人の特権ではありません。
天才が全人口の1%存在するとすれば残りの99%は凡人です。
その凡人でも今から紹介するステップを踏めば誰でもアイデアの創出は可能です。

ここで、この世には2種類のタイプの人間がいることを伝えておきます。

1つは、思索する人間。
もう1つは、思索する人に搾取される人間です。

情弱は時に仇となります。正しい考え方、推敲のステップを知り、自分を守る術も磨いていきましょう。

アイデアを出すまでの工程

1.2つの原理をおさえる

2.【第1段階】情報収集

3.【第2段階】収集資料の咀嚼

4.【第3段階】何もしない

5.【第4段階】アイディアが訪れる

6.【第5段階】アイデアを形にする

アイデアを作り出す2つの原理

まずはアイディアを作り出す原理をおさえておきましょう。
アイディアの生み出し方には大きく2つあります。

1つは「既存の要素の掛け合わせ」
すでに世の中にはあらゆるサービス、仕組み、概念が存在します。
それらを組み合わせて別の何かを作る、この工程がアイデアを作るのには欠かせない視点です。

2つめは「事物の関係性を見つけ出す」
ウーバーイーツはマッチング技術×運転手×飲食店でビジネスを切り開きました。
Airbnbは空き家×マッチングでビジネスを切り開きました。
一見、何も関連性がないように思えても既存サービスと物理的な事物をうまく掛け合わせることでアイデアは生まれます。

事物の関連性を見つけてアイデアを創出するには5段階のプロセスが必要です。
以降でそのプロセスを紹介します。

【第1段階】情報収集

アイデアを出すにも情報収集は欠かせません。
今時点で自分が持て余す知識だけでアイデアを絞り出そうとする人がいますが、うまくいきません。
・分野(製品やサービス、関連するに顧客情報)に特化した特殊資料を徹底的に調べる
・教養に属する一般資料から知見を広げ、新しい組み合わせを探る
この2点に意識を集中させ情報集中に努めます。ここから勝負は始まっています。

【第2段階】収集資料の咀嚼

情報を収集したと思えたら今度は咀嚼(自分の頭で消化)します。
新しい組み合わせの可能性を探る。ここで湧いて出る案はとにかくメモしまくることです。
お風呂に入ってる最中、道端を歩いている最中、とにかく常に考える癖をつけることです。

「嫌になるまで考える」が鉄則です。

【第3段階】何もしない

嫌になるまで考え抜いたら今度は「何もしない」
問題を無意識の状態へと移行します。自分の想像力や感情を刺激するフェーズです。
頭には断片的に情報が詰まっている状態です。
映画でも観て気のおもむくままに感情を踊らせてみましょう。
点と点がつながり始め、アイデアの源泉が湧き出す時間です。

【第4段階】アイディアが訪れる

ふとした時にアイデアは訪れます。
それはお風呂の中でなのか、歯磨きの最中なのか、朝起きた瞬間なのか。
休息とくつろぎの時間を過ごした後に、アイデアは突然訪れるものです。
僕の場合、夢の中でひらめくことが多く、枕元の近くには常にメモ帳を置いています。

【第5段階】アイデアを形にする

アイデアが生まれたとしても安心はできません。
たいてい、アイデアは誰の目にも止まることなく消失してしまうものです。
(常にメモ帳は持参しておきましょう)
信頼できる仲間がいれば積極的に見せて意見をもらう。アイデアをより磨きあげる大事なフェーズです。
時には批判的な意見にも耳を傾け、ひたむきにアイデアを育てていきます。
ここまでくれば世に出せるアイデアは創出したと言えます。
あとは実現に向けてひたすら進めていくのみです。

まとめ

外部メディアに目をやると斬新なアイデアをもった人たちの輝かしい姿を見ることがあります。
ですが、日常を何も考えずにダラダラと過ごす人にそのようなひらめきは有りえません。
誰もがここで紹介したようなプロセスを経て素晴らしいアイデアに辿り着いてます。

実は今回紹介したプロセスは書籍「アイデアの作り方」に載っていいます。

本文は60ページほどと読みやすく、1時間もあれば読み終えるボリュームです。
Amazonの評価を見るとわかりますが、賛否両論別れます。
僕の考察では本質を捉えていてとてもシンプルです。ここは読んだ人の捉え方次第なのだと思います。
批判して終わるか、自分なりに理解して行動に移すか、結局はその差なんだと僕は考えます。

冒頭にも提言したように、搾取される側にならないよう知識には貪欲になりたいものです。
この内容が誰かのアイデア創出の一助になること祈ってます。

それでは、また。